これはPGroonga 2.X and 3.X用のドキュメントです。古いPGroongaを使っているならPGroonga 1.xのドキュメントを見てください。
pgroonga.enable_wal
パラメーター1.1.6で追加。
PostgreSQL 15以上であれば、このモジュールの代わりにpgroonga_wal_resource_manager
モジュールをご利用ください。
このモジュールには以下の利点があります。
スタンバイにおいてリアルタイムでWALが適用されます
スタンバイにおいてリカバリー中に不安定な状態になることを防げます
リカバリー中は接続できなくなります
crash-saferの場合は、接続はできたがクエリが実行できない状態がありえました
レプリケーションスロットと合わせて使うとWALが増え続ける問題を防げます
pgroonga.enable_wal
パラメーターはWALを有効にするかどうかを制御します。
WALサポートを有効にするとPostgreSQLのストリーミングレプリケーション機能を使えます。詳細はレプリケーションを参照してください。
WALサポートを有効にすると更新性能が落ちるはずです。これは追加のディスク書き込みが必要になるからです。
デフォルト値はoff
です。これはWALを生成しないということです。
SQLの場合:
SET pgroonga.enable_wal = boolean;
postgresql.conf
の場合:
pgroonga.enable_wal = boolean
boolean
は真偽値です。真偽値にはon
、off
、true
、false
、yes
、no
のようなリテラルがあります。
以下はWALサポートを有効にするSQLの例です。
SET pgroonga.enable_wal = on;
以下はWALサポートを有効にする設定の例です。
pgroonga.enable_wal = on