アップグレード

新しいバージョンのPGroongaが非互換の変更を含んでいない場合はPGroongaのインデックスを再作成せずにアップグレードできます。新しいバージョンが1つでも非互換の変更を含んでいればPGroongaをアップグレードする際にすべてのPGroongaのインデックスを再作成する必要があります。

以下は互換性のリストです。「o」は「互換」、「x」は「非互換」という意味です。

非互換の場合

アップグレード手順は次の通りです。

  1. すべてのPGroongaを使ったインデックスを削除します。

  2. PGroonga拡張を削除します。

  3. PGroongaのバイナリーをアップグレードします。

  4. PGroonga拡張をインストールします。

  5. すべてのPGroongaのインデックスを作り直します。

すべてのPGroongaのインデックスを削除して、PGroonga拡張も削除するSQLは次の通りです。

DROP EXTENSION pgroonga CASCADE;

PGroongaのバイナリーはパッケージでアップグレードできます。あるいは、新しいPGroongaをビルドして古いPGroongaに上書きすることでもアップグレードできます。

PGroonga拡張をインストールするSQLは次の通りです。

CREATE EXTENSION pgroonga;

PGroongaを使ってインデックスを作るにはCREATE INDEX USING pgroongaを使ってください。

互換性がある場合

アップグレード手順は次の通りです。

  1. PGroongaを使っているすべてのデータベースへの接続を切断します。

  2. PGroongaのバイナリーをアップグレードします。

  3. PGroongaを使っているデータベースに接続します。

  4. PGroonga拡張をアップグレードします。

PGroongaのバイナリーはパッケージでアップグレードできます。あるいは、新しいPGroongaをビルドして古いPGroongaに上書きすることでもアップグレードできます。

PGroongaをアップグレードするSQLは次の通りです。

ALTER EXTENSION pgroonga UPDATE;

もしpgroonga_databaseモジュールを使っているなら、次のSQLを実行してpgroonga_databaseモジュールをアップグレードする必要があります。

ALTER EXTENSION pgroonga_database UPDATE;

参考